アンケート分析ダッシュボード

高校サッカー選手の心理的問題の発生状況 — 石川直宏研究
記述統計量(合計得点)
記述統計量の見方
各尺度について、全回答者の合計得点を集計した基本統計量です。
  • M(平均値):全員のスコアの平均。集団の「真ん中あたり」の値です
  • SD(標準偏差):スコアのばらつきの大きさ。大きいほど個人差が大きいことを意味します
  • Mdn(中央値):全員を並べた時のちょうど真ん中の人の値。外れ値の影響を受けにくい指標です
  • Q1 / Q3:下位25% / 上位25%の境界値。Q1〜Q3の間に全体の半数が入ります
  • 歪度:分布の左右の偏り(0に近いほど対称、正なら右に裾、負なら左に裾)
  • 尖度:分布のとがり具合(0に近いほど正規分布に近い形)
信頼性係数(Cronbach's α)
Cronbach's α(クロンバックのアルファ)とは?
アンケートの内的整合性(信頼性)を示す指標です。各質問項目が同じものを一貫して測れているかを確認します。
  • α ≥ 0.90:優秀 — 非常に信頼性が高い
  • α ≥ 0.80:良好 — 研究に十分使える水準
  • α ≥ 0.70:許容 — 最低限の基準を満たす
  • α < 0.70:要検討 — 質問項目の見直しが必要かもしれません
αが高いほど、その尺度の質問項目が「同じ心理特性」を一貫して測定できていることを意味します。
合計得点 分布
分布の見方
横軸が合計得点、縦軸が人数です。山の形が左右対称(釣り鐘型)であれば正規分布に近く、統計的検定の前提が満たされています。山が片方に偏っている場合は解釈に注意が必要です。
合計得点 箱ひげ図的比較
箱ひげ図の見方
各尺度の最小値・Q1・中央値・Q3・最大値を並べて表示しています。バーが長いほどスコアの範囲が広い(ばらつきが大きい)ことを示します。
群間比較 統計的検定による比較
群別 記述統計 + 検定結果
群間比較の見方
選択した属性(ポジション・性別など)ごとにグループを分け、各尺度の合計得点の平均値(M)と標準偏差(SD)を比較します。
  • 2群の場合Welch の t 検定を使います。「2つのグループの平均値に統計的に意味のある差があるか」を検定します
  • 3群以上の場合一元配置分散分析(ANOVA)を使います。「どれかのグループ間に差があるか」を検定します
  • p値:この差が「偶然で起きる確率」。p < .05なら統計的に有意(偶然ではなさそう)と判断します
  • 効果量:差の「実質的な大きさ」。p値が有意でも効果量が小さければ、実用上の差は小さいかもしれません
     Cohen's d: 小(0.2) / 中(0.5) / 大(0.8) | η²: 小(0.01) / 中(0.06) / 大(0.14)
  • * / ** / ***:有意水準を示します(* p<.05, ** p<.01, *** p<.001)。星が多いほど「偶然ではない」確信が強い
レーダーチャート(正規化)
合計得点 群間比較
項目別 群間比較
Pearson 相関行列(合計得点)
相関分析の見方
2つの尺度の間にどれだけ関連があるかを数値(相関係数 r)で表します。
  • r = +1.0:完全な正の相関(一方が高いともう一方も必ず高い)
  • r = 0:無相関(関連なし)
  • r = -1.0:完全な負の相関(一方が高いともう一方は必ず低い)
  • 目安:|r| ≥ 0.5 強い相関、|r| ≥ 0.3 中程度、|r| < 0.3 弱い
  • p値と*:その相関が偶然でない確率。*が付いていれば統計的に有意な相関です
例:「状態不安と特性不安の r = 0.7***」→ 状態不安が高い人は特性不安も高い傾向が強く、偶然ではない。

*** p<.001   ** p<.01   * p<.05

散布図
散布図の見方
1人1点で2つの尺度のスコアをプロットしています。点が右上がりに集まっていれば正の相関、右下がりなら負の相関、バラバラなら無相関です。
相関係数の強さ
相関バーの見方
各尺度ペアの相関係数をバーで表示。青は正の相関(一緒に高くなる)、ピンクは負の相関(逆方向に動く)。バーが長いほど関連が強いです。
相関分析 生データ
MAASマインドフルネス注意自覚尺度15項目 | 合計得点範囲: 15–90
MAAS(Mindful Attention Awareness Scale)日本語版
日常生活で「今この瞬間」にどれだけ注意を向けられているか(マインドフルネス)を測る尺度です(藤野ら, 2015)。得点が高いほどマインドフルネスが高い(注意散漫でない)ことを意味します。全15項目は逆転項目として処理されます。

回答選択肢と得点:
回答得点
ほとんど常にある1点
とても頻繁にある2点
やや頻繁にある3点
あまりない4点
めったにない5点
ほとんど全くない6点
合計得点範囲: 15 -- 90点 | 項目数: 15 | 項目得点範囲: 1 -- 6点
質問文は全て不注意な状態(例:「気づくと、注意を払わずに何かをしている」)を記述しており、得点が高いほど不注意な体験が少ない = マインドフルネスが高いと解釈されます。
項目別 平均スコア
合計得点 分布
項目別 統計データ
SMSスポーツ・マインドフルネス尺度21項目 | 合計得点範囲: 0–84
SMS(Sport Mindfulness Scale)
スポーツ場面で「今この瞬間」に集中できているか(スポーツ・マインドフルネス)を測る尺度です。得点が高いほどスポーツ中のマインドフルネスが高いことを意味します。

回答選択肢と得点:
回答得点
まったく当てはまらない0点
めったに当てはまらない1点
たまに当てはまる2点
しばしば当てはまる3点
いつも当てはまる4点
合計得点範囲: 0 -- 84点 | 項目数: 21 | 項目得点範囲: 0 -- 4点
逆転項目を含み、得点が高いほど競技中のマインドフルな集中状態が保てていることを示します。
項目別 平均スコア
合計得点 分布
項目別 統計データ
STAI-S状態不安尺度20項目 | 合計得点範囲: 20–80
STAI-S(State-Trait Anxiety Inventory - State)状態不安尺度
今この瞬間」の不安の程度を測る尺度です(Spielberger, 1970; 日本語版: 肥田野ら, 2000)。得点が高いほど現在の不安が高いことを意味します。一時的な心理状態を反映するため、状況によって変動します。逆転項目(「安心している」等のポジティブ表現)はスコアが反転計算されます。

回答選択肢と得点:
回答得点(通常項目)得点(逆転項目)
まったくそうではない1点4点
少しそうである2点3点
かなりそうである3点2点
非常にそうである4点1点
合計得点範囲: 20 -- 80点 | 項目数: 20 | 項目得点範囲: 1 -- 4点
一般的な解釈基準: 低不安 = 20--39点 / 中程度の不安 = 40--59点 / 高不安 = 60--80点
項目別 平均スコア
合計得点 分布
項目別 統計データ
STAI-T特性不安尺度20項目 | 合計得点範囲: 20–80
STAI-T(State-Trait Anxiety Inventory - Trait)特性不安尺度
その人が普段から持っている不安傾向を測る尺度です(Spielberger, 1970; 日本語版: 肥田野ら, 2000)。得点が高いほど、もともと不安を感じやすい性格傾向があることを意味します。状態不安と異なり、時間が経っても比較的安定した値を示します。

回答選択肢と得点:
回答得点(通常項目)得点(逆転項目)
まったくそうではない1点4点
少しそうである2点3点
かなりそうである3点2点
非常にそうである4点1点
合計得点範囲: 20 -- 80点 | 項目数: 20 | 項目得点範囲: 1 -- 4点
一般的な解釈基準: 低不安 = 20--39点 / 中程度の不安 = 40--59点 / 高不安 = 60--80点
項目別 平均スコア
合計得点 分布
項目別 統計データ
サッカー以外に打ち込んでいること
有無別 合計得点比較
具体的な内容
レーダーチャート
全体平均との比較(合計得点)

逆転項目の設定

チェック項目のスコアを逆転計算します。変更後は「適用」を押してください。

回答者データ一覧
項目別スコア一覧(生データ)
※ 逆転項目は反転後の数値で表示(赤ヘッダー = 逆転項目)
研究レポート — 高校サッカー選手の心理的現状と一般日本人との比較

データの除外設定・逆転設定をリアルタイムで反映した統計的分析結果です。検定の多重性補正(Bonferroni法)を適用しています。